■α線の観察
放射線源から花火のように、放射状に飛び出る飛跡
霧箱内にユークセナイト(ユークセン石)やモナザイト(モナズ石)と呼ばれる放射性鉱物を入れてみましょう。鉱物から放射状に数cmのα線の飛跡が絶え間なく出る様子が観察できます。
■β線の観察
放射線源から細い縮れた髪の毛が湧き出すような飛跡
霧箱内にプロメシウム(蛍光灯のグローランプや煙感知器などの一部に使われていた)を入れてみると、細かい糸くずか縮れた髪の毛のような飛跡が無数に出るのが観察できます。ただし、飛跡が細いので、目が慣れないと見落とすことがあるので注意が必要です。
■γ線の観察
放射線源から放射状に、細く、ほぼ直線的な2次電子線の飛跡
セシウム137などのγ線源を霧箱の上部に近づけると、霧箱内には雪が降るように無数の細かいβ線の飛跡が観察できます。これは霧箱のガラス蓋を透過して霧箱内に入ったγ線が空気中の窒素や酸素から電子をたたき出したことを示しています。
 これはγ線が電磁波という波の性質とともに粒子としての性質も持っていることを示しています。この現象を「コンプトン散乱」といいます。
霧箱の中に「放射線源」を入れてみましょう。
放射線源としては「放射性鉱物」や「実験用放射線源」または「空気中の放射性物質を捕集したもの」などを使います。

放射線源による飛跡の観察

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